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医療法人RAISE
 
 

2015年11月 顎関節症

デンタルクリニックK院長齊藤は、
東京新聞TODAYの「すこやか生活情報」に隔月でコラムを連載しています


上顎と下顎は関節円板という緩衝材でつながっていますが、上下の歯を強く咬みしめている状態ではこの緩衝材は押し潰されています。強く咬みしめている回数が多かったり長かったりすると、この緩衝材は過度に劣化してしまい本来の関節の動きをスムーズにするという機能が損なわれ、口開閉時の顎関節の痛みやパキパキという音、口が開き辛い等の動きの悪さ等の症状が引き起こされます。これが顎関節症です。

では過度に強く咬みしめてしまう頻度が多いのはいつでしょう。それは睡眠中です。無意識の睡眠中は意識のある起床時よりも強く多く咬みしめています。歯科医院で作るマウスピースはその方の歯型を元に製作し、睡眠中に装着してもらい厚みは2ミリ~3ミリ程度。

この2ミリ~3ミリの厚さを上下の咬み合わせの間に介在する事で、咬み合わせの力を6割~7割減らし、顎の緩衝材の押し潰しを防ぎます。睡眠中に顎を休ませる事が出来れば、関節円板は正常な機能を取り戻し顎関節症は改善出来ます。マウスピースは保険適応で5千円程。お気軽にご相談下さい。

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