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2011年3月 母子感染

デンタルクリニックK院長齊藤は、
東京新聞TODAYの「すこやか生活情報」に隔月でコラムを連載しています


虫歯は口の中に住む虫歯菌(主にミュータンス菌)が原因で起こります。ただこの虫歯菌は固い組織にしか住めないので、固い組織「歯」がない赤ちゃんの口中に虫歯菌はいないのです。ではなぜ子供が虫歯になってしまうのでしょう?実はこの虫歯菌、唾液によって人から人へとうつっていきます。中でも母親から乳児への感染が一番多く、これを「母子感染」といいます。

母親が小さな子供に食事をさせている光景を思い出して下さい。親子でひとつのスプーンを使って食事をあげたりしていますね。こうして母親の虫歯菌が子供へとうつっていってしまいます。子供にとって乳歯が生えてくる1歳から3歳の時期が、最も感染が起きやすく、その時期に感染すると今後その子供に、虫歯が出来てしまう可能性がかなり高まってしまいます。

予防方法として、①家族全員の口の中が清潔であること②1歳から3歳への子供へ食事を与える時に、はしやスプーンを共有しないように注意すること、つまりお子さんの虫歯予防は、家族の歯、口の健康からです。

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